小説

ことぶきたいしゃ。

下の日記のパエリアの二次会で、 洒落たバーで飲んでいた時の会話。 「なにか、同じお題でblog更新しようよ。」 「じゃあ、寿代謝ね。代謝は新陳代謝の代謝。」 「(゚Д゚)ハァ」 飲んで、食べて、喋って。 気心知れた3人に常識は通用しない。 そして、それから…

続かないかも。。。

「世界が私を呼んでるんだから!」 そう言って、学校から飛び出していった我修院を見かけたのは 一週間後の早朝だった。 4月とはいえ、雪の降る地域では未だ肌寒い。 軍手で自転車のハンドルを握り締めながら立ち漕ぎで学校に向かっていた、そんな朝。 我修…

朝をテーマとした書き出し

あと、何度このコール音を聞いたら、 私は受話器を置くことが出来るのだろう。 過ぎ去った時間を忘れる方法を、 私は見つけられないでいた。 気付くと朝を迎えていて、 私はひどい格好でベッドに横たわっている。 乱れに乱れきった髪とか、 目の下のくまとか…

朝をテーマとした書き出し2

朝の日差しを受けて、少しだけ眩しく映るススキの穂が、 ゆらゆらと揺れているのが、窓越しに見えた。 列車は、周りの背景を過去へと追いやるように、 前に前に進み、そうして、 本当に背景を視界から追いやってしまった。 私は、そのススキの穂の向こう側に…

ヒギンズ家炎上の書き出し

鉄錆にまみれた観覧車を見上げながら 私は決意する。 両親を殺した悪党を追い詰めてやろうと。 それは私の復讐。 それは私のエゴ。 それは私のひとかけらの愛情。 そりゃあ、子供のうちから、客を取らされていて、 蹴られた痣は消えないし、 煙草の痕も一つ…

言い出せないことは何よりもつらい。

※またもやX指定のつもりです。未成年者の方は読み飛ばして下さい。 「・・・あのさ、私、重くないかな・・・。」 さっきまで喘ぎ声をあげていた口が、5分ぶりに人の言語を発した。 これが密林で、彼女が猿に育てられていたのなら驚愕すべきところだ。だって…

フ○スクについてのX指定的習作

※X指定のつもりです。未成年者の方は読み飛ばして下さい。 現代小説エロスのようなものを書こうとして失敗。 やはり某書院風に文学性を持ち込むのは間違いだと思った。 もっと単純にしていこう。 フ○スクについてのX指定的習作 1: 僕は口に含んだフ○スクが溶…

姉と弟

前から取り組んでいるんですが、 難しいですorz なんというか、微妙さ加減が で、さっきまで書いてたショートは18禁になってしまったので とりあえず1/5に書いたほうを先に。 - 「色々あったんだってばっ」 そう言いながら、姉貴は僕の部屋に入ってきた。 僕…

私と僕と。

なんというか、一貫した書き方は難しい・・・。 私はこれまで何を読んできたのかと、小一時間。 - ◇私 曇り空なんてここには存在しないかの如く、 見上げた空は青の色相を描き出していました。 薄い色から、濃い色へ。私が好きな色が何処までも続く風景は 私…

姫登場。

なんというか、まったく続きものじゃなくて済みません。 仕事の休み時間にSS書いてる自分も自分ですが・・・。 - 「あんた、今日から私のゲボクだかんね!」 なんか、新鮮だなぁ。 唐突に我が家にやってきた子にいきなり下僕呼ばわりされる 日曜日ってなんな…

「海へ行こうよ!」って一度は言われてみたかったかも。

最近、寒いですよね・・・。 ということで気分だけ夏orz - 「海に行こうよ!」 開口一番彼女が言った。 「あのさ・・・。」 と言いかけてやめた。 彼女の瞳は爛々と輝いていて、僕が「うん」と言うことを 微塵も疑わない。そんな瞳をしていたから。 「はいは…

とあるOLの日常の切れっぱしモドキ

今年は文章を頑張ります。 - 「目にゴミが入ったみたい。」 私はそう言って、尚人に悪戯を仕掛けるのだ。 不意打ちのキスをした後の照れた表情がたまらなく魅力的だと思う。 「お前なぁ・・・。」 「お前じゃないでしょ、紗枝って呼んでって言ってるでしょー…