『SAW』
- 作者: 行川渉,ジェームズワン,リーワネル,Leigh Whannell,James Wan
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/10
- メディア: 文庫
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- SAW公式
http://sawmovie.jp/
ちょっとググると色々と感想が。
- Pocket Warmerさん
http://pocketwarmer.blogzine.jp/movie/2004/10/__saw.html - Cat Tail * cinemaさん
http://chu.jugem.cc/?eid=109 - xina-shinのぷちシネマレビュー?
http://blog.goo.ne.jp/xina-shin/e/42471e535ae06135ee4ceabc9413f376
感想は概ね同じですが、少々狂気に慣れすぎてきたかもしれません。
自分的な評価は5段階で★★★☆☆です。レイトショーで1200円ぐらいが良い感じ。
確かに映画を観ていて思い出したのは「羊達の沈黙」と「CUBE」でしたが、
どうも張り巡らせた複線、それすらもありきたりだと思えてきてしまいました。
映画は当たり前の日常を、偶然の創りあげた奇跡に見せてしまう魔法だと思います。
でもそれは多くの場合の真実を含んでいます。
いつの時代も本当に恐ろしいのは、人間自身です。
世界は人間の思うように創りあげられたが故に、人間の狂気によってもまた破綻します。
それを気付かずにいられるように社会にはあらゆるルールが存在します。
しかし、心の闇の部分が消えることはなく、
地球の多くが人類にとって今だ未知であるように
人間それぞれもまたブラックボックスなのです。
そして、それはふとしたきっかけでスイッチが入ってしまいます。
そうした人間の根底にある恐怖。それらを投射する必要のある映画は必要悪なのかもしれませんね。