『六ツ星きらり』

千世の第2弾『六ツ星きらり』

千世ブランドの第2弾として発売された『六ツ星きらり』。
公式ページの製品概要に書いてある「和風天文ステキ部活ドタバタ合宿ハッピー青春ラブラブラブラブラブコメディ」ですが、おおむねそのとおりです。ハイ。


なんというかですね、一生懸命つくったな!という感じなのですよ。
一人一人のシナリオの長さといいキャラクター同士の掛け合いといい、
攻略人数5人にしては結構なボリュームです。
昨今のソフトハウスにしては随分と頑張っています。


確かに、絵が特筆するほど上手いわけではなく(個性的ですが)、
公式サイトを見ても購入意欲が湧いてくる感じはさほどありませんが、
声優が非常にマッチしているのと、
キャラクターの個性が非常に反映されるシナリオぶりで、
プレイしていて楽しくなってくる三重の満足感に浸れる作品です。


個人的には、ほくとの電波ぶりが非常に気に入りました。
今年は、某『DearMyFriend』の黒崎小麦にも随分驚きましたが、
この『六ツ星きらり』のほくともそれに匹敵するキャラクターです。


それでですね、ほくとのことばかりを書きましたが、それだけではないのですよ。
まぁアクの強いキャラクターがこうも出揃っていてなんでまとまっているんだろう?
と首を傾げてしまうキャラクター揃いでもあるわけで。


一途な恋する暴走特急「星見 すばる」
傍若無人な姫君「天河 輝夜(てんかわかぐや)」
口の悪いうっかり会計担当「茜 空(あかねそら)」
ヒルなぼく使い「日野 慧(ひのけい)」
そして、謎の電波バンカラ「ほくと」
主人公を中心として、物語が自転したり公転したりしていくわけですよ。


プレイするものがないなぁとお嘆きな貴方にオススメな一作でありました。