blogメディアの影響力について

※今回は真面目な話。(ビジネス関連です。)


 自分は常々から、日本という国は情報の自由が少ないと思っていた。
教育、文化、マスメディア、政治、あらゆる情報はバイアスやフィルタリング、
統制がされた段階で国民に伝えられる。


諸外国でも同じような事が行なわれているとは思うが、
それは正しい姿なのだろうか。


流言蜚語が飛び交うと惑わされるので、統制する。
それは逆ではないのか。


噂や憶測を噂や憶測として受け止められる国民を育てること。そして国力の増進を図ること。
それが、教育であり、文化であり、マスメディアであり、政治であろう。
本来の使命は、決して至福を肥やす人間のために存在するメディアでは無いと思いたい。


しばらく前にWinWinの法則というものを聞いた。
現場に自分と同じ立場で来ていたパートナー企業の方から伺った言葉だ。
その人は、私が若輩なのにも関わらず気さくに接してくださったので心に残っているのだ。
ちなみに「チェンジ・ザ・ルール」(エリヤフ・ゴールドラット著(昨年話題になった「ザ・ゴール」の著者))を読んだのもその人がきっかけであった。


話を戻そう。
WinWinの法則とは、自分も勝つ(報酬を得る)、そのかわり相手にも勝ってもらう。(サービスの提供やアドバイスにより利益を得る)というものだ。
つまりは、自分も嬉しいし、相手も嬉しい。それでお互いに満足のいくビジネスが行なえる。


直接WinWinの法則と前述した国としての本来の役割が直接関わるわけではないが、
顧客と企業という関係に置き換えた話をしたかったので書いたものだ。
顧客はサービスを提供され、企業は対価を得る。
そういう姿ではWinWinの法則が通用する。


日本国内においては身内の恥を外に出さないという日本の悪しき風習というかよくわからない村社会意識が存在している。
それは弱者を守るなどの目的の元に存在しているのであれば良いが、身内の犯罪は隠蔽するという体質を作り出す元となっているのだから始末に負えない。


おっと、話が長くなってきたので本題に入ろう。
今回の主題であるblogが情報伝達手段として台頭したことによって、これらの悪しき部分が少なからず是正、または多くの目に触れる機会を持ったという話がしたかったのだ。


それが、このリンク



blogが情報メディアとして社会的に認知されてきたことが分かりやすく書かれており、市場動向を知る手段としてのblogの役割や広報手段、また企業が人格として顧客の視点からの対話が可能となるなどのメリット面、及びその代償として企業が負わなければならないリスクや責任について順を追って書かれているので読みやすい。
ヨーロッパでは政治家全員にblogツールを許可する法案まで提出されたという話も非常に興味深い。


自分が言いたい事は、まさにこの繋がりの部分である。
責任の所在の明確化であり、求められている企業や国の透明さだ。


我が日本は、こういうことをされると都合の悪い人達が沢山居て、そういう人達が日本というシステムを利用して好き勝手やっているのも知っている。
けれども、こういったblogツールにおける可能性の芽がきちんと芽吹ける事を考えずにはいられない。


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